車検整備と他ご依頼整備お預かりいたしました
アウディTTクアトロです。
まずはパワーウィンドウ・レギュレーター交換の為、ドア、内張脱着を進めます。
ドアガラス取り外し、新しいパワーウィンドウレギュレーターへ取替、ハードトップ型の為、完閉時のオートスライド位置を鑑み高さ調整を行いつつ、取付いたします。
ドアガラス、レギュレーター交換終わりまして車検整備へ進めます。
エンジンオイル、量も少なく汚れもひどい状態でしたのお客さんとご相談の上、オイルフィルターと合わせて交換させて頂きました。 使用オイルはVW/AUDI承認オイルを充填させて頂きました。
当社では当然のごとく、車検、法定点検整備でご入庫頂けばブレーキ周りの分解、清掃、調整、整備を行います。
ダストの汚れやシムグリスの劣化、硬化などでブレーキパッドの制動に関わる摺動が低下している為、必ず行うべき整備であります。
ブレーキパッドの残り厚み確認も含め、その正常なる摺動状態も大切な整備項目の一つなのです。
組み込まれたブレーキパッドとそのキャリーとの収まりも挙動も落ち着き、正常にブレーキ作動が行えいます。
ブレーキ系統で次に大切な整備のうち、ブレーキフルードの整備となります。
画像でご覧の通り真っ黒です。通常は2年毎入替ですが通常、2年でこの様に汚れる事はほぼございません・・・
これくらいの汚れは前回(2年前車検時)にでも入替されていないことが容易に推測出来ます。
これですとブレーキフルードが持つ大切な性能の対吸湿性能は低下し、ブレーキシリンダー系統(シール類)の劣化を早め、ブレーキ系統配管の酸化進み、ブレーキペダルのフィーリング低下等を招きやすくなります。
当方では車検時に必ずブレーキフルードの入替は行います。
使用ブレーキフルードも車種に応じ、その規格以上のグレード(DOT4,DOT4+)を使用致します。
古い汚れたブレーキフルードをタンク内から取り除きます。
ブレーキフルード圧送入替機器に接続するためのアタッチメントを取り付けます。
独・Ate社製(ドイツでブレーキパッド、ローター他全般を各ヨーロッパの自動車メーカーに供給している会社です。)のブレーキフルードをその車種、作業項目に応じた規定圧力で圧送入替を行います。
ブレーキシリンダー、シール等傷めず、ABSユニット内部もより安全にブレーキフルード交換を行います。
当たり前の作業ですが走行距離が少なくても劣化、ブーレキフィーリング低下を招きますので必ず専用機器等を使い行うべき作業です。もちろんきちんと行えばABSユニット故障などのリスクは低下いたします。
又、車検時なくとも一般整備などでブレーキパッド、ディスクローター交換時にもブレーキフルードをこのような圧送機で綺麗に品質の安定した新油にしておく事でより高いブレーキ性能を発揮してくれます。
保安基準に関わる安全に必要な整備ですので是非、適切な整備をお勧めいたしております。
アウディTTクアトロ 車検整備編 Ⅱへ続きます。